フェルガナ盆地
2018.9.4~7
フェルガナ盆地
居心地のよかったタシケントを後にし、やってきたのはリシタン。
道中乗客のおばあちゃん姉妹とドライバーさんと仲良くなって、写真スポットによったり、りんご貰ったりして楽しい移動になった。
途中コーカンのバザール横を通った時は今まで見た中でもかなりの大きさなバザールで、ここにはウズベキスタン各地から物が集まるそうだ。
かつて物や人が行き交う主要都市として栄えたコーカン、今では観光地として取り残されているけど、かつての活気をそこに見ることができた。
リシタンに来たのは、日本語学級があり、日本語を教えられるボランティアが必要と知ったから。
運営をしているガニシェル先生の家にお世話になった。
ただ私のタイミングが悪くて普通の学校も始まる日だったから、生徒と触れ合えたのは半日だけだった。ここウズベキスタンでは学校は午前中だけ。午後はそれぞれ家の手伝いや陶芸の修行、日本語学級で勉強したりするのだという。
本当に基礎的なところ、ひらがなを覚えるクラスで「先生」になる。
一人一人やってることが違うから、四方から先生!先生!ってコールがかかる。忙しい!けど、生徒たちのやる気がすごくて、自分の母国語をこんなに好きになってもらえて嬉しかった。
この街を歩いてると、コンニチハ!ってよく耳にした。子どもたちの笑顔は本当にかわいいかった。
別日、ちょうど曜日があたったので、木曜開催のクンテパバザールに行った。
ここに辿り着くまでも地元の人たちの助けを借りてスムーズに到着。
めちゃくちゃでかい!布を主に見に行ったら、それよりも車の部品とかが売っていて、これ買ってみんな直すんだなーとタジキスタンでの車修理を思い出した。ここは主に男の人がたくさん。
打って変わって布の販売所には女の人がたくさん。
歩いていると声をかけられた。将来ガイドを目指しているハラホンだった。彼女は英語を話したいらしく、バザールを見ている間ずっと一緒にいた。彼女の家に誘われて行くと、庭でもぎたてのりんごやぶどう、メロンやスイカを出してくれた。
彼女の悩みを聞いていく中で、まだまだウズベキスタンには女の人が勉強したり働くとするのを良しとしない風習が残っているのだと知った。
道を歩いているとツーリストが珍しいのか、うちにプロフ食べにこい!って何度も誘われた。時間があったら是非行きたかった!
マルギランのヨドリゴシルクファクトリーに行ってどうやってアトラス生地が作られてるか見て、帰ったら日本の絹織物の工場にも行ってみたいと思った。
この柄はIkat、Abr Band、タイダイと言われていて意味は雲。私の名前には雲が入っているのもあってなんだか縁を感じる。
帰りはフェルガナで乗り継ぎリシタンへ。
ここフェルガナ盆地は観光客なれしてないからこそ、すごく素朴で素直で、タジキスタンで感じていた人の優しさに触れること再びできたことがとても嬉しかった。
ウズベキスタン、フェルガナ盆地、おすすめです。