ウイグル新疆 カシュガル
2018.9.11~14
バタバタ到着から一夜明けて、このホステルがいかに良い位置にあるかを知る。
エイティガール寺院の横だった!
見所とランドマークの一つのエイティガール。でも、私は今回中央アジアからきたからモスクに対しての感動は残念ながらなかった。
オールドシティを歩き回る。街並みはとても綺麗。まるで迷路、思うがままにに進んでみて、民家に迷い込んだり、大通りに出たりを繰り返す。
赤土で作られた壁はとても綺麗だった。
と、同時に違和感も感じる。
このオールドタウンに入るとき、ウイグルの人は一回ずつ身分証明書を提示して荷物検査して全身をチェックされる。大人から子どもまで等しく。
子どもは首から身分証明書をかけている。至る所に警官がいて、少し上の方を見て歩くと至る所に監視カメラがあるのに気づく。
漢族や観光客はチェックしなくてよいらしく、私も一回も受けてない。
そして不自然なほど綺麗すぎる街並み。完全に観光化され作られた街並み。そして不釣り合いにはためく赤い国旗。
歩く分には雰囲気を感じられるし楽しいんだけど、いろんなことを考えてしまう。
中国語、漢字はわかっても話されると全くわからない。けどここはウイグル。そして、私は中央アジアを越えてきた、ということで、ヤポン、アッサラーム、ラフマット、それからトルコ語数字の1~10は相変わらず通じるし、通じたときはウイグルのお店の人や住んでる人々はニコニコと笑う。
フラフラ歩いていると、ウイグル語で声をかけられることが何度かあって、そのうちゲートチェックで声かけられたときはシャシリクを貰ったりした。
子どもたちが北京時間の23時まで外で走り回ってるのをみて、平和な街なんだなーと感じる。
夜の街を三輪車で駆け抜ける不良幼女がいたり、小さなアベックがいたり(実際は女の子がギャン泣きしてて、それを支えてあげてる男の子という図)。
またここはお土産やさんがあるけどグイグイ来ないからゆっくりみて回れるのも好き。あんまり商売気ないみたい。
同室のチャイナガールと話してわかったのは、ここは警備が厳重ってことと、店には柵が必ずあって、入るのに鍵を開ける必要があるってこと。そしてオールドシティ以外は他の中国の地域となんら変わらないということ。
学校では中国語を学ぶ子ども達。それに対してどう思ってるのか彼女に聞いたら、彼女はこれは文化を殺しているのと同じ、ただこんなにセキュリティが厳しい理由は平和維持をしたいからということも言っていた。あとここは中国語よりもウイグル語が通じるから、彼女は全く意思疎通できないことがあるらしい。
歩きながら色んなことを考えていた。
ツーリストにとっては楽しいオールドタウン。ものすごく平和だし歩いているだけで楽しい。だけど民族・文化・歴史の闇や影は確実にそこにあって、何がいいか悪いか判断できるほど、私はまだ知識を持ち合わせていない。
居心地はすごくいい。
なんでも美味しいし!
夜市も雰囲気すごく楽しいんだけど、価格を聞くとツーリスト価格。そしてローカルの人はあまりいないのかなぁ?
売ってるものは面白いものが多い。
ひとつはバッタ、あと蝉の幼虫かな?(閲覧注意)
カシュガルはこの後何度か交通の起点なので泊まることになる。過ごしやすい場所だった。