ウイグル新疆 トルファン
2018.9.15~19
荒涼とした土地に天山山脈からの雪解け水が流れ込むオアシス。
その響きに惹かれて多めに日をとってみた。
概要から書くとトルファンの見所として、博物館、カレーズ博物館、交河故城、高昌故城、ペルグリク千仏洞、葡萄園、阿斯塔那古墓群、吐谷村、クムタグ砂漠がある。
どこも離れているので、自力で行く方法もあるけど、大体どの宿もツアーがあって車をチャーターする。
エントランスフィーも以下の通り。
(入場料高くねー?!)
はじめはツアーに参加するつもりだったけど、なんでかあまり興味が湧いてこない。日本にいた時はあんなに行きたかったのに。
ちなみに唯一楽しみだった博物館は閉館期間だった。阿斯塔那古墓群も現在クローズ中です。いつ開くかは誰もわかりません。
とはいうものの、せっかくなのでツアーを使わずに自力で2つのアトラクションに行ってみた。
ここは交河故城。
どうしてもウズベキスタンでのカラが蘇ってくる。
どこもかしこも団体客。そして高すぎるだろ入場料、70元て。(敦煌の莫高窟とかは220元もするけど)
貧乏バックパッカーには痛いぞ。
ここをはじめに行ってしまった(しかも同行者に合わせてタクシー使ったため結構な出費)から、もう一気に萎む気持ち。
その次に行ったのは吐谷村。
ここは結構評判良かったから行ってみたものの、千仏洞もMazorと呼ばれる場所も入場禁止、ひたすら小さな村を徘徊する。おもしろさは…。その割にかかる交通費と時間。
行く途中に西遊記で出てくる火焔山の前を通る。
結果的にツアーに参加してもしなくてもかかった交通費は似たようなものだった。
もうなんていうか、分かってたんだけど、めっっっっちゃツーリスティックなのね。当たり前だけど。
あの中央アジアのナチュラルで、人も街も平和な感じに浸ってからここにくると、もう何にも気持ち揺れない…
もちろん行かなかったらわからなかったことだし、お金は勉強代だと思える。けどなんだか期待値が高かった分がっかりなのだ。
きっと反対に西安からきて、中国の漢民族から西に移動するにつれ人々の顔つきや文字や建物も、様子が段々と変わっていくのが見れていたら、きっと感じ方も違ったと思う。
だから、私のこの感想はとても個人的なものだし、トルファンは合う人にはバッチリ合うはず。
否定的にここには書いたものの、本当に人によるので読まれた方はどうかネガティブなイメージはもたずにトルファンを見てみてください。
観光地じゃないところの方がトルファンは面白かった。
ぶらぶら町歩きをしていて、解放路という通路に出る。ここはウイグルの人がたくさん住んでいて、葡萄をたくさん干していた。今ちょうどレーズンを作る時期なのだ。
甘い独特な香りが通路に漂っている。
多くの家のドアが開いているので、葡萄を干しているのを見かけてのぞいているとどうぞーと家に入れてくれる。
ここトルファンは葡萄の名産地でとても甘くて美味しい!しかも種無し!
見学してたらおじいちゃんがこれから干す葡萄を一房くれた!嬉しい!!でもそんな食べられないし、気持ち程度にちぎって頂いた。
街から離れたこういった解放路には人々がウイグル語で談笑していて子どもたちも遊んでいて、ハロー!ニーハオー!と挨拶してくれたり、カメラ向けたらポーズしてくれたりと愛らしい。
この裏路地にはあまり観光客がこないのか、歩いていると人と目が合うことが多く、こちらが笑いかけると、少し恥ずかしそうに、だけどとびっきりの素敵な笑顔を向けてくれる。
スレていた気持ちも浮上した。
トルファンは町自体は小さいんだけど、整備されていてゴミもあまり見かけなかったし綺麗な町だと思った。そして昼間はかなり静かな町で、夜になって涼しくなると、大通りでバドミントンとかしてる女の子がいたりする。
いろんな面が見られたトルファン5日間でした。
おまけ
ちなみに、中国ではここらで取れる哈密瓜(メロン)が有名で、巷では夕張メロンのような芳醇な香りと甘さで大人気だ。
宿で面倒を見てくれていたチャイナガイにメロンをご馳走になった。
お味は…あれ???????これメロンか???
固くて香りもなくて甘さ控えめだぞ。。
思ってたのと違ったけど、みんな美味しいっていって食べてたからこれが哈密瓜なんだろう。。 ???
ウズベキスタンのメロンが人生で一番甘くて柔らかくて香りが良くて美味しかった。思い出しただけでもヨダレが出る。本当に本当に美味しいメロンだった。
こちらはブログで調べてたラグマンとモーモーセンのお店。
くせがなくて面はもちもちツルツル、今まで食べた中で一番美味しかった!!