パキスタン⑨警察にお世話になる チトラールへの移動その2
パキスタン⑨警察にお世話になる チトラールへの移動その2
2018.10.4~12
タイトルの文字通り、一晩警察にお世話になりました。
マスツージ到着後、すぐに警察が迎えに来てポリスステーションに行く。
写真撮って終わりかと思ったらなんとご飯が出てきた!
しかも寒いからってヒーターまで横に置いてくれたのだ。
バスの到着が遅かったせいか、周りのレストランも開いておらずそれを考慮して出してくれたのかな??どちらにしてもとてもありがたかった~
ご飯後にチャイを飲んで落ち着いたあと、いよいよ宿を探しに行く。
PTDCモーテルはリゾートだから高いと思ったら、今はシーズンオフなので1000ルピー!だけど、私の予算は500~800。うーんとごねていたら、警察署にも部屋あるから、戻りたくなったら帰って来なさい。と送り出された。
マイセキュリティポリスと探すこと30分、宿、なし。どこもすでに満室だという。唯一無理やり開けてもらったホテルは煮しめたような枕とシーツでベッドバグがいそうな気配…。ポリスに警察署で寝かせてください!とお願いして帰ることに。
帰って来たんだ、君のホームだよん。と暖かく迎え入れられた。
案内された部屋のベッドはめちゃくちゃ綺麗だった。さっきのホテルより全然よい!!マネージャーと相部屋だったけど、とても几帳面な人で綺麗好きなのが部屋からわかった。
もともとはチトラールの人で、マスツージには派遣されて来ている。15日間勤めたあと、5日間お家に帰れるという仕組みらしい。
明日は早く起きるから、テレビをみんながいる部屋で見てていいけど、早く寝なくちゃダメだよ、とまるで子どものように説明をうける。
10時には就寝し、朝5:30に起きたらすでにマネージャーさんは起きていて、お湯まで用意してくれていた。
朝ごはん食べてる時間はないから、と6時前に出発。ジープ乗り場まで送ってくれる。
待ち時間に近くのお店でチャイをご馳走になり、声をかけられたので車に乗り込む。昨日ギルギットから一緒に来た人もちらほらいる。
マネージャーさんにお別れして、ブニという町まで向かう。朝日で山が赤く燃えていてとてもきれいだった!
ブニからさらにジープを乗り換えチトラールまで行く。中盤で、ある区間は外国人にはセキュリティがつくということで、前を警察車両に誘導されて移動する。
途中で食べた朝ごはん、お肉もポテトも美味しかったー!
隣のおじさんからザクロをもらった。この旅は人の施しをものすごくうける。
チトラール到着後、またまたポリスステーションへ。マスツージから連絡が入っているので、待ってたよ~とイケメンポリスマネージャーが迎え入れてくれる。
ここでレジストして、一番偉い人と面接(という名の挨拶)して、セキュリティポリスをつけて宿へ向かう。
という、本当に怒涛の移動でした!!
まさか自分でも警察にこういう形でお世話になるとは思わなかったw
どちらにしてもとても貴重な体験ができて楽しかったです。
警察を確かにつけてはいるけれど、どの場所も平和そのもの。なんで警察をつけるのかわかんないなーというくらい。一部情報では来年からチトラールでは警察帯同しなくてよくなるとか。このシステム、旅人も警察も良いとは思ってないのだ。
少しでも旅がしやすくなって色々な場所にツーリストが行けるようになれば、もっとパキスタンのイメージも変わると思った。