パキスタン11 カラーシュ谷へ~バイクの旅とブンブレット
パキスタン11 カラーシュ谷へ~バイクの旅とブンブレット
2018.10.4~12
ついに11弾、記号のまる囲みがなくなりました。あとどれくらいでパキ編終われるかな…ゴールが見えてないのですが、帰国前には全て書き終えたいです。最後までお付き合いいただけたら大変嬉しいです。
チトラールへ来た目的の一つはカラーシュ谷へ行くこと。
カラーシュ谷はブンブレット・ルンブール・ビリルの3つの村の総称で、アフガニスタンとの国境に近く、カラーシュの人や言葉はカラーシャと呼ばれ、独自の文化や宗教をもっている。ただこの地域に住んでる人みんながみんなカラーシャというわけでもなく、ムスリムも住んでいる。
有名ではありますが、こちらをご覧下さい
はい、可愛い。
これ普段着!小さい子からおばあさんまで同じ華やかな格好を普段からしている。
ここへはチトラールからジープが出ている。
が、しかし、私は前の記事に、SPのいい所の1つでバイク乗りをあげた、そう、その朝「カラーシュ谷まで車で行く?バイクで行く?」と連絡が来て、バイク!と即答したのだ。
そもそもジープで行くとこをバイクで行けるのかって話だけど、我々は行ったのだ。
めっちゃスリリングだったけど2時間のドライブはとてもエキサイティングだった。
彼の運転も上手だったので全幅の信頼を寄せて乗った。
これがパキスタンのバイク、ホンダ。値段聞いてびっくり、4万ルピーつまり4万円。やっす!!!(やっす!と思ったんですが、私バイク詳しくないので、これが安いのか高いのかわかりませんすみません)
カラーシュ谷はルンブールへ到着し、ここでチトラールのSPには帰ってもらい(ありがとー!)、カラーシャのSPに着いてもらう。
彼の案内で少しルンブールをまわった。
川で女性が洗濯している。洗濯方法は洋服を棍棒で叩き洗い。
そしてこの干し方、斬新だ!
生地は結構分厚そうだけどこれで乾くのかしら…?
これまた彼の提案でブンブレットに行くことに。おじいさんとおばさんが住んでいるらしい。地元の警察についてもらうと、彼の親戚・友達=ローカルピーポーと交流できる。
移動手段、もちろんバイクです。
ルンブールからブンブレットまでは20km、だけど悪路が続くのでスピードはそこまで出せず、1時間弱のドライブ。
何回か実は落ちそうになった。
到着した時には雨が少し降り出していた。かなり寒い!
マイSP、すごくホスピタリティ溢れるガイで、気軽にこれるところではないからと、いろんな所に連れて行ってくれた、雨の中w
結構降ってて本当はお家にいたかったりね…
ご飯もおじいさんのお家でご馳走になった時、私はゲストなのでかなりの量を盛ってくれる。
この文化は本当にすごい、絶対体格からして彼の方がもっと食べるべき。
さらに奥にある村のおばさんのお家へ向かう。お家はイスマイリーだった。寒い寒いと震えているとベランダからお家に招かれた。
トラディショナルスタイル。
ここのチャイはとてもあったまった。またおばさんとお友達から、かなり可愛がってもらいとても居心地が良かった。
さあ帰るぞってとき、チャイのお茶請けで出してくれたくるみをめっちゃ服のポケットに詰め込まれて(直に!)、さらにお土産よ!と大量のくるみ(殻付き)を持たされた。とっても嬉しい!反面、チトラールに残したバックパックを思い出し、入れるスペースがないなーとぼんやり考えていた。
また、墓地と思われる場所に寄った。カラーシャのSPは簡単な会話なら英語で成り立つけど、複雑なものは難しかった。このお墓もそう。だけど様子が何やらおかしい。どう見ても棺が暴かれてる感じなのだ。遠目から見た限り、棺はかなり古く朽ちていた。一体なんなんだ?と思い中を覗き込んでびっくり、骨だ。太さと形から恐らく大腿骨と骨盤の一部だった。結局なんの場所か分からなかったけど、調べようもなく謎のままだ。
わかり次第追記します。
雨が止み、カカールという村までたどり着く。美少女たち。
綺麗な子多いんだよほんと。
おばあちゃんと山羊 それからおうち
元来た道まで引き返す。乾燥して砂埃が常に舞う土地にはこの雨はとても良い、空気中の塵が洗い流され、山から川に流れこむさわやかな風は、秋の香りを運んでいた。
日が暮れたのでブンブレットからルンブールへ帰る、もちろんバイクで。
雨上がりのぬかるんだ道、そしてかなり暗い道を行くのは危険だけど、他に手段もなく、必死にSPにしがみつく。実際何回かスリップして怖かった。
村に入る前の警察署から呼ばれ、なんかレジストレーションで不備でもあったかな?と思い部屋に入ったらなんとご飯出て来たwヒーターもくれた。
警察にまたお世話になってます。
身体は思ったより疲れていたらしく、ホテルに帰ったらやることは特にないので、20時に消灯して眠りにつきました。