Kumo-memo

備忘録&旅情報

パキスタン13 目指せギルギット!~ミンゴラへ

パキスタン13 目指せギルギット!~ミンゴラへ

2018.10.4~12


楽しかったチトラールの旅も終え、ギルギットへ戻る。

チトラール、何が楽しかったって宿!ここでやっと出会えたユキさんとの雑談、オーナーのファルークやスタッフたちとの交流や夜ご飯がとても楽しみだった。中央アジアでだいぶ落ちた体重も戻ったんじゃない?というほど、ご飯が美味しくてすごく食べてたのだ。


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さて、ギルギットへ戻るにはいくつか道がある。行きはマスツージを経由してめちゃくちゃ簡単に安くこれたけど、同じ道を辿るよりも冒険したいと思い、行きにギルギットで会ったフレンチガイに違うルートを教えてもらっていたのでそちらで行くことに。

名前だけだすと、チトラールーティマルガーラーミンゴラーベシャームーギルギット。何のことやらであろう、だけどこれをパキ人に言うと、一瞬表情が固まり、嘘だろお前クレイジーだな!という反応をされる。ほんとに、漏れなく。挙句、そこ行ったんだから、もう君一人でどこにでもいけるよwと言われる。

これは私の完全なるリサーチ不足。何人か旅人が実際に使ってる道、かつトラベルエージェントにも警察にも相談して大丈夫だよーといわれたから、いけると勝手に思い込んで行動したのがまあ甘かった。

実際は行けたんだけど。こちらの警察は管轄違うと全く話が通らない。連携なんてしてないわけ。だからいくら、あそこの警察が大丈夫って言った!なんて言っても、それは違うと一蹴されてしまう。思い返せばアメリカだってそうだったのに、なんでここは日本と同じような感覚で捉えてたんだろう自分。日本の警察って1つの大きな組織なんだなぁと改めて感じた。ーー話が逸れた。

ミンゴラーベシャームはかつてタリバンがはびこっていた地域で今は一掃されたものの、まだまだ完全に平和とは言い切れない地域らしい。


まずはミンゴラ編。ジャンクションのティマルガーラに行くまでに警察に何回か止められ、うち一回はSPいないのが問題だといって15分以上足止めされた。

結局持っていたパスポートとビザのコピーに、私は警察を帯同していません。と一筆書かされて終わった。ランチに立ち寄ったお店で、私は1人だけ女性なので別室に通された。んんん?何だかここはかなり保守的な地域だな?すこし違和感を覚える。

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次にティマルガーラからミンゴラを目指す。とりあえず大きな問題はなくたどり着いたものの、次の難関は宿探しだった。予算500~800で探すと、この地域はものすごくホテルがあるのですぐに見つかった。部屋も空いている。だけど断られる、というのは外国人が宿泊して何か起きても責任を持てないからだという。

んん??何軒回っても同じ答え、ラチがあかないので警察に行った。外国人はセキュリティがしっかりしている高い宿にしか泊まれないし、今まで感じてたようにここはめちゃくちゃ保守的な場所で女性の一人歩きは良しとしない、外を出歩くときは警察帯同しなくてはならない(チトラールと違うのはSPでなくてただのP)、かつ警察の管轄がかなり細かい町なので、私についてくれてるPの管轄外は歩けないということ。

超面倒くさいww

宿はだいぶ予算オーバーしていたものの、警察の口利きでディスカウント、さらについてくれたPが、これは我々のカルチャーだからこれを宿泊費にあてるといいよギフトフォーユー、とお金をくれたのだ!!

流石に現金を受け取れないし、私出せるし、と断るも全く折れてくれない。ありがたく頂戴しました。またもや警察にお世話になっています。

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顔メッチャ疲れてる…

落ち着けたのは20時。その後夜の街を歩くも、マーケットは金曜休み、そして今は木曜の夜、シャッターほとんど降りていた。


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おかまさんがいた!

Pのおじいさんがつい数日前に亡くなられて、お葬式のために親戚が集まっているとのことでおうちに招いてもらった。

めっちゃ女の人多い!!快く迎え入れてもらった。みんな日本人が来た!と興味を持ってくれるも言葉がわからないが、若い女の子2人が流暢な英語で通訳をしてくれた。

一体この家に今何人いるのかと聞いたら60人以上というではないか…

家族の結びつきもまた強く、みんな仲が良さそうなのがとても印象的だった。

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そこにいた方たちの一部!

彼が私についてくれたからこその出会いだったし、なかなか立ち会えるものでもないのでこの苦労した(次の日はもっと面倒だった)道のりを選んだことに後悔は一ミリもない。

 

ちなみに、私が外国人で、女性で、ひとり旅で、若(くみえるだけで実年齢そんなだ)い。この4つのリーズンがもうこの地域では完全アウト。ポリスに頼れるところは頼ろう!!この国はどこかの国と違って腐ってないから!けど女性にはあとから連絡がしつこくくるので覚悟して!不必要なら完全無視で。