中国の列車 敦煌まで
中国の列車 敦煌まで
2018.10.19~
タシュクルガンからカシュガルへ、カシュガルから敦煌へ怒涛の移動が続く日々。
滑り出し、タシュクルガンからバスに置いてかれるというハプニングも乗り越え(人数揃ったから時間より前に発車したけど、そのうちの一人は私のスポットを勝手に取ってたらしく、本来の乗客の私が置いてかれるという。おい!!切符確かめようよ!)、1ヶ月ぶりに戻ってきたカシュガルはすっかり秋の装い、というよりは冬!!
どうやら10日前から急激に冷え込み始めたらしい。バスは暖房がついているし、革ジャケットやダウンが目立つ。観光客は相変わらずいるけど、先月と比べると少ないように見える。
前回は硬座で片道15時間という長時間移動の往復をした。
その時も実は往路で色々ミラクルが起きていて、無座という切符の人たちが席を勝手に占領して取り合ったり譲り合ったり、漢族のトレインスタッフ(女性)からなぜか、いきなり友達になって!とアドレス聞かれたり(連絡きてませんけど?笑 フリーアドレスだからいいけどさぁ)、
それを見ていた違う漢族のお客さんから夕食に誘われて水餃子とビール(青島ビール、飲めないけど)を食堂車で奢ってもらったり、
周りがほぼウイグルの子達だったのでいつのまにかセルフィー大会になったり、なぜかサイン求められたり、
全く退屈しなかったしすごい楽しかったけど、寝るとなるとかなりこたえたので、今回は硬卧というベッドの席に。
切符は窓口で今回買ったためサイトよりもかなり安かった!最安値が上の段だからかな?
乗ってみた感想、ーーー快☆適!
確かに一番上は天井とかなり近いし腰掛けるのもやっとだけど、向かいの網棚に荷物置いてあるからそこから荷物の出し入れは自由だし、前よりもうんと静か、そして寝られる。トレインスタッフに起こされるまで爆睡してた。
前回あんな苦労してたのが嘘みたいな快適さである。
乗車率も高くなく、まあタバコ問題は常について回るんだけども(こちらはカーゴ内は禁煙だけど、継ぎ目のところでは吸える、ただ窓も開いてなければ換気もない、そしてドアは解放されてるから結局煙は入ってくるから意味なし!結果煙の海の中。全身、荷物全て臭くなります。タバコ吸わない人にとっては苦痛でしかない。世界的に禁煙が進んでると思ってたけどありゃ先進国の考えだね。タシュクルガンのホテルはどこでも吸いたい放題だったのでヨーロッパ勢がキレてたのが印象的だった。ーー話が逸れました)。
あとは暖房が入っているのでかなり乾燥する。肌もカピカピ喉もカラカラ。だけど心配してたイビキや足の臭さも幸いなく、概ね快適に夜を過ごせました。
その後、吐魯蕃北駅に降り立った足で切符売り場まで行き、目当ての切符も無事購入。そして高速鉄道は…めちゃくちゃ快適ー!!
まず、タバコ臭くない!全車両つなぎ目含めて禁煙!速いし綺麗だしスタッフも英語が通じるし、そしてトイレにハンドソープも紙もある!しかも流していい!日本からすりゃ普通だろって感じだけど、今までの旅の公共交通機関からしたら雲泥の差だよ~これは多少高くても払って乗りたい。
ということで、中国の列車、とても楽しかったです!