カラコル⑥ 3days トレッキング〜アラコル湖からアルティンアラシャン
ビューポイントからアルティンアラシャンまでひたすら下ります。
(下った後)
初めから難関。
ここはザレていて足元が全く安定せず、バランスを崩すと止まらない。
多くの人がここで苦しんで、人によっては1番の難所にもなる。
ただ、ここに関してはビシュケクの宿で富士山の須走みたいだからやったことある人ならそんな難しくない、という情報を得ていた。
実際須走ほど砂は細かくフカフカもしてないけど、降り方は想像がついた。
いざゆかん!!
場所によっては落石を起こす場所なので周りの状況を見ながら小走りで降りて行く。
思ったよりずっと踏み込みやすい
須走感覚!楽しい!!
途中で座り込む人にヒールから踏み込んだ方がいいよ、とか側面で横に降りた方がいいよとかアドバイスしても簡単にできるものじゃないし、もうダメ!抜かして!と言われて抜かしたり、落ちかけてる人を助けたり、色々イベントがあった。
多分恐る恐る踏み出して滑ってっていうのを繰り返してる方が恐怖心が増してしんどそう。
下るのも怖いけど、登るのも相当きつそうだった。
5分くらいで下り後ろを見たけど誰も走ってる人なんていなかった。
砂が濡れてたらまた違うんだろうなぁ。
それからひたすらアルティンアラシャン まで緩い坂を降りて行く。
初めこそ楽しかってけど、段々と飽きて来て、途中ダスティな道で転んだり、ここは馬で来る人もいるからそこら中に馬糞が落ちていて、何回か踏んだ。
普段ならうわぁ、と落ち込むが、今はもうしんどすぎて余裕がなく、草食動物のうんこだしいいや、と訳のわからない思考に至る
本当にこの道嫌いになった
写真だと綺麗なんだけどなぁ
途中羊の大移動や牛の渡渉に遭遇
牛って渡渉しながらもぶりぶりするから、一瞬川がきったない緑色になる
さすがにここを牛と一緒に渡る気持ちにはならなくて、牛が渡り終わって川が綺麗になってから、石を飛んで対岸にいった
[15:05 ビューポイントから歩くこと4時間、アルティンアラシャンに到着]
いくつか宿の候補があったけど、アルティンアラシャンの宿はどこも前情報より値上がりしてるようだった。シーズンによるのかな?
ここでは2つの宿を紹介
・アルティンアラシャン GH
温泉付き宿。新館900/旧館700(一泊部屋代、朝食、温泉入りたい放題)+夕食350
おばさんがすごいビジネスライク。また増築してたから儲かってんだろうなぁ。
・Gulnara GH
ユルト、ロッジどの部屋も変わらず一泊450+夕食300+朝食150+温泉券100
温泉はアルティンアラシャン GHのを借りる。
オーナー・チョロポンさんが経営していてご飯が美味しい。チョロポンさんの感じがすごくよかったのと、スタッフの子やキッズ達もとても感じが良い。
今回はGulnara GHにしました。
というのも…
なんとダブルベッドのシングルルームを割り当てられたから!
めちゃくちゃ嬉しい!!!ドミトリーがデフォルトになってたけど、やっぱり安眠できるのは絶対シングルルームなんだよなぁ。
ふかふかであったかい
到着してすぐチャイに呼ばれ食堂へ。
ちょうど家族がチャイの時間だったようで、トラディショナルナンというものを分けてもらった。揚げパンかな?
とにかく、思った以上に疲労困憊していて、横になった途端熱が出ているのがわかった。頭も熱いし首も熱い、すこし悪寒もする。完全体調壊していた。
動いている方がマシなので、温泉に入ってあったまろうと思い、スタッフの子に温泉いきたいといった。
ナチュラルなやつならフリーだし、そっちのがいいと思うよ!とオススメされ、でも私水着持ってないんだと言ったら、案内役をつけるね!といわれ、部屋で待っていたらきてくれた
次女ちゃん。この村には2つの泉(水風呂的なもの)も2つの温泉がある。
うち1つに入った。もちろん、服は全部脱いで。
ほのかに硫黄の香り、お湯は透明、温度は36〜38くらい、非常にぬるい。ごみもまあまあ浮いていた。
入ってる間は次女ちゃんが見張っててくれる。段々寒くなってきたので5分ほどであがった。
帰り道ぬかるみにはまり靴をほぼ丸洗いしたけど、日差しがすごく強かったため数時間で乾いた。
夕食はサラダとショルパとラグマン。
美味しい!のに体調不良のせいでほとんど食べられず、特にお肉、多分羊肉なんだけど、噛んでるうちに吐き気すらしてきて、結局結構残してしまった…
食事の後、子どもたちと子犬とずっと遊んでいた。チョロポンさんは男1女3の4人のキッズのお母さん。41歳になる笑顔がとっても素敵な女性だ。子どもたちよりチョロポンさんのが歳が近い!
女の子たちが私にキルギス語を教えてくれるんだけどもう全然覚えらんないw太陽がクムで鳥がチュルチュックってことしか覚えてない
夜まで遊んでいたらスタッフの子たちにバックヤードに呼ばれ、メロンをいただいた。とっても甘くて美味しかった。
1人英語が堪能な子がいて、通訳になってくれた。
ここアルティンアラシャンは夏の間運営を手伝っていて、ユルトは毎年シーズンになるとコンテナにつめてトラックで運んでくるのだという。ものすごい大変な作業だ。
やっぱりこうやって働いているローカルの人と話してる方がいろんな発見があって楽しいと思った。
その夜の星空はとても綺麗で、遠くで金星だか火星だかが一層煌めいていた。
(2日目9h30m)