ワハーン回廊2日目②
ワハーン回廊2日目②
ゾン村に到着。ここでまいさんとヒョジョンも1時間村歩きの時間を作っていたので一緒にまわる。
その際、ドライバーさんに宿泊施設があるのか村の人に聞いてもらったところ、そんなものはないという。
え?!そうなの?!だってここ泊まれるって情報あったよね?
とりあえず町歩きのついでに自分でも聞いてみることにした。
ゾン村は山に沿ってお家が立っているので、一番上の方の家に行くのはすごく大変。途中であったおばあちゃんに温泉を紹介されて覗いてみた。すごく賑わっていたけど時間もないので覗いて終わり。
そのあともひたすら村の道に沿って上がっていく。ここは高度が3000mに近いので、すぐ息がきれる。
坂の途中であったおばあさんに、民泊してるか聞いてみた。答えはノー。とりあえずチャイにきなさいよとよばれたのでお家にお邪魔する。
中から出迎えてくれたのはすっごくきれいな女性だった。どうやらおばあさんの姪御さんらしい。
彼らのお家はとても大きくきれいで、壁や絨毯も含めとてもセンスの良い空間だった。
急に来た客人をもてなす文化チャイ。庭でなっていたアプリコットとナンとお茶をいただく。どれもとっても美味しくってまた居心地もすごくよく、ついつい約束の時間を忘れてしまいそうだった。
姪御さんパルメシアはゾン村で先生をしているらしく、今は夏休みでお家にいるみたい。ロシア語がわからないから詳しくは聞けなかったけど、おうちの広さからきっと二人暮らしではないと思った。
ここでなら、と思い民泊できないか聞いてみた。
答えはノー。そもそもやっぱりゾン村にはホームステイはないらしい。ゴリゴリに押せば多分泊めてくれそうだったけど、迷惑をかけてまですることではないからすっぱり諦めた。
この時私は2日目も2人と一緒に次の目的地に行くことを決心した。
約束の時間が近くなって来たので腰をあげると、まだポテトがあるのに!!!と引き止められる。
そうなんだよー、さっきからなんか油で揚げてる音といい香りが漂って気にはなってたよ!お芋だったのかーーーー絶対美味しいやつだよソレーーー!!!!
5分伸ばせない?(絶対5分では収まらないのはわかってる)ドライバーに電話したらいいじゃない。と嬉しい引き止め。
本当に本当にこれだけは後悔している。家庭料理、食べたかった…
結局お芋はお断りし、麓の車に戻ることにした。最後までとっても暖かく接してくれて、私はこのランガールからゾン村をとても好きになった。
次の目的地ヤムチュンフォートを目指す。つづく