パキスタン14 目指せギルギット!~ベシャームそしてギルギット
パキスタン14 目指せギルギット!~ベシャームそしてギルギット
2018.10.4~12
翌日、朝7時にPに迎えに来てもらいシェアカー乗り場へ。ここでもPが半額に近いお金を負担してくれた…なんて国だパキスタン。さらに昨日ティマルガーラからミンゴラに一緒に来たアラジンに出て来そうなリッチな商人(仮にブーと呼ぶ)が私の面倒を見てくれるという。ありがとうございます。
右側がブー
ミンゴラからベシャームまでは2~3時間、順調に行くかに見えた、がゴールに差し掛かる直前で問題発生。
(道中の風景)
場所はカローレというところ。ここで警察に止められ、私とドライバーは警察署に連行。ボスみたいな人に、君のSPはどこ?と聞かれ、いません、と答えたら、これまでのチェックポストで何も言われなかった?NOC持ってる?と聞かれ、何にも言われてないしNOCてなんですか?(NOCは政府から発行される証明書)と言ったら、めっちゃ渋い顔して、Oh, that is a big problem と。君はまず外国人で、一人で、女性で若い。ここは治安が悪いからSPが必要なんだよ。と。雲行きがあやしい。ベシャームは目と鼻の先なのに。送り返されても困るなぁ。と困惑している間にボスはどこかに電話している。数分後、次からは気をつけてね!と言われ、私とドライバーのIDを登録して終わった。かに見えた。
しばらく走っていると横から警察車両が来て止められた。今度はなんだと思ったら、私だけ乗り換えて護送されることに。ええ…。後ろにはカラシニコフをもったコマンドが二人も乗っている。私一人だけのために。そんなに警戒する地域なのかここ…自分の無知加減に呆れた
ものの10分でベシャームまで到着。そこからさらに別の車でギルギットを目指す。この車、リッチ商人ブーが事前に押さえていてかつ私のスポットも話がついていた。途中のランチ休憩はブーが全部出してくれた。
すごいぞ…ありがとう!その後何回か警察に止められるも今までほど大きな問題もなく、8時間強のドライブを終え無事ギルギットに戻ることができました。
途中のインダスリバー
ちなみに、復路にかかった費用は行きの4倍でした。ひえー
ここで思ったのは、私がいなければ彼らはもっとスムーズに早くつけてたってこと。でも彼らは警察に止められるたび私を擁護してくれたり、不安そうにしてたら大丈夫だよと励ましてくれたり、嫌な顔を全く浮かべない。嬉しかったなぁ受け入れられてる感じがして。またもや見習いたい点がふえた。