パキスタン④ハイデラバード
パキスタン④ハイデラバード
2018.9.26~10.4,
再会した恵子さんととなり村まで探検に行く。
ここも、ウォーターチャンネルを通って行くのだ。
道で会う人はみんな目があって、挨拶を交わすとニッコリ笑ってくれる。みんな純粋な目をしていてとてもキュートなのだ。
(この写真全然笑ってないけど)
ここの水は山から溶け出したミネラルが豊富に含まれている。キラキラしているのは鉱物が入っているかららしい。砂もキラキラです。
しばらく歩くと、村の方がくるみをくれた!山ほど!
私知らなかったんだけど、くるみって乾かさないと綺麗に割れないし身を取り出しづらいのね。この時もらったのは生の状態で失敗しました。
道で休んでるとおじさんが話しかけて来た。チャイに呼ばれたのでついていってみた。
彼はチェキさん。ガイドをやっていて、近くの弟さんが経営する宿とは別に、ハイデラバードに来年宿を建てる予定だ。
チャイの他にもフンザブレッドや庭でとったぶどうなども頂いた。
彼の"アチャーアチャー"という、ウルドゥー語の"そうなんだー"がすごく可愛かった
話の流れでハセガワメモリアルスクールまで案内してくれることに。
地元民しか知らないであろう道をぐんぐん進んで行く。
後にも書くが、ここの動物たちはみんな自由で警戒心がなくなつこい。人と一緒でのんびりしてる。
道中呼び止められ入って行ったら、ハマムというハーブを練り込み、さらにアプリコットオイルを染み込ませたクレープを貰った。
これを作れるのは彼女ひとりだけらしい。 近所の人たちが覗きにきた。
(彼女、なんと私と同い年!3人の子どものお母さん!)
学校に到着。
今日は土曜なので学校はないが、校舎を見学させてくれた。
また校長先生にこの学校についてのお話もきけた。
ハセガワメモリアルスクールは私立の学校で、そのレベルはここ一帯でかなり高いという。
ウルタウ峰で亡くなった登山家長谷川恒男さんの遺志を引継ぎ、奥さんとご友人が設立した学校です。
日本の企業やドクター達がこの学校を支援してることも知れた。
下は2.5歳から上は18歳まで通っていて、生徒の80%が女子なのだ。
ここパキスタンでもこのエリアは特別なのだと再確認した。
校長先生や保護者の方の考えとして、女性が教養を身につければ、家族全体が学べて教養をつけられるから、息子と娘がいればまず娘を学校に優先的に入れるらしい。
なるほどな~!!
確かに、ここでは女性は母となり、子どもと母の距離は密接で、また家を取りまとめる立場にもある。家族の結びつきが強いから、母からの教育が家族を成長させるんだろう。
考えてみたら当たり前なんだけど、日本にいるとあまりにも生活スタイルや社会の仕組みが違いすぎて、なんだか目から鱗だった。
日本は数年前まで、いや、田舎ではまだ女性が大学に行くことや社会進出することをよしとしない風習だってある。
私も女なんてそんな勉強しなくても働かなくても結婚すればいいんだから、と親戚に言われた時は愕然とした。この平成の世(といっても今年で最後だけど)に何を言っとるのか…
ハセガワメモリアルスクールを後にし、カリマバードまで細道を通りながら戻る。
このチェキさん、ソーシャルワーカー的なものも務めているので、ここらではかなり有名らしく、道を歩けばすぐに声をかけられ、挨拶のために立ち止まるのでなかなか進まないw人望のある人なんだなーと思った。
またほかの場所では庭になっていた名前はわからない果物を分けてもらったり、収穫していたりんごをもらったり、行きより帰りの方が荷物が多くなった。
恵子さんが滞在している高級ホテルセレナインにお邪魔させてもらったが、さすが高級ホテル!!絶景が目の前に広がっていた。
昨日に引き続きごはんをご一緒する中で、恵子さんからも沢山の知識を共有していただいた。
人生の先輩方の知識と経験値は私にとっては大事な教科書。
今日1日で新しく知ったことがたくさんあったし、自分の使命についても考える時間を持てた。