Kumo-memo

備忘録&旅情報

3年越しの…いや、実は10年越し!敦煌

3年越しの…いや、実は10年越し!敦煌

2018.10.21~23

 


ついに、私が会社を辞めて今のスタイルで生きるようになったキッカケになった井上靖の『敦煌』の舞台に降り立った。ゾクゾクする

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1日目は莫高窟チケットを無事入手し宿も体当たりで部屋を確保し、

牛肉面を堪能して


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(ここのが1番おいしかった!)

夜市でフラフラして、果物屋さんでおまけしてもらって、


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あったか~いシャワーに感動し、ぬくぬくと眠った。


メインは2日目。いよいよ莫高窟

3年越しの夢、と思ってたけど、はじめにシアターで2本立ての映像(これがまたクオリティがすごいのだ!一本目の映画仕立てを見たとき、ああ、私ついにここまできたんだ…と少し泣いた。)を見たとき、実は大学で10年前くらいに莫高窟について勉強していたのを思い出した。

思えばその時が敦煌の存在を初めて知った時。友達と感銘を受けていつか行きたいね~なんて冗談で言ってた。だから、10年越しの夢、叶う。

まさかその時、10年後の自分が中央アジアからパキスタン、中国とバックパッカーをしてるなんて夢にも思わなかった。

本当未来なんてどうなるか誰にもわからない。


ビデオを見終わりいよいよ莫高窟まで移動。

日本語ガイド、まさかの私1人、お姉さんを独占!!これはラッキーだった。他に日本の団体待ってたけど来ないから行きましょう!と。おかげでめちゃくちゃじっくり解説してくれて、2時間はガイドしてもらったかな。すごく明るいお姉さんで楽しかった。


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内容に関してはかなり長くなるのでここでは書かないけど、とにかく仏教がいかにここに暮らす人の支えになっていたかがわかった。


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そして実はこの莫高窟に来る道で昨日敦煌市内へ向かうバスで一緒だったシンガポールガイと偶然会い、月牙泉・鳴沙山のチケット(三日間有効)を譲り受けていたのだー!(本当は初日に顔登録しなくちゃいけないらしいんだけど、よくわからずウロウロしてたら入れてくれた!)

夕日がおすすめということで急いで向かう。

砂漠は人人人!

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月牙泉は思ってたより小さく、よく見る写真の中の月牙泉のがよっぽど綺麗だった。

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とにかく目指すは頂上。ケチってみんなが使ってる砂よけカバーも使わず登る。思ったよりもスムーズに登れるし、降りる時も須走の時のように降りれるからそこまで必要でもないかと思うけど、数日間、しばらく靴も靴下も砂砂です。


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夕日は砂漠の裏側に沈んでいくけど、その後にオレンジの光が砂漠からほわーっと出ていて、他の砂山を赤紫に染めるのはとても綺麗だった。ふと後ろを見ると青紫の空に白い月がぽっかり上がっており、色んな砂漠の顔を楽しめた。


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これにて私の旅のミッションコンプリート。最大の目的は果たされた!

 


なんというか、感慨深くはあるけど、終わった感は全くなくて。

逆に敦煌に来たことで、もっと駆り立てられるものがあった。というのも、莫高窟併設の博物館、現在平山郁夫シルクロード展が開催されていて、そのコレクションを見ていて、まだまだ自分はやっとスタートラインに立てたところなんだなと感じたから。


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ガイドのお姉さんが、新疆の仏教美術はここに来る前の段階で、もっとインド色が強いといってたのもまた印象に残っている。

あーなんで見なかったんだ私!

 

今回は本当にさわりだけだし、どの国も全く違う視点で旅をして来た。

それはとても自由で楽しかったし、すべての時間に学びや気づきがあった。

そしてここにきて次に旅するとき、私は何かテーマを決めて臨みたいと強く思った。

 

日数的には2泊しかしてない敦煌だけど、私の中で莫高窟の存在はとても大きく、今度来るときまでにもっと予習して、もっと深い質問をしたい。

 

スカイブルーの秋空にすっかり黄色に衣替えした木々がよく映えた美しい敦煌、本日午後の夜行列車で蘭州へと去ります。

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中国の列車 敦煌まで

中国の列車 敦煌まで

2018.10.19~

 

タシュクルガンからカシュガルへ、カシュガルから敦煌へ怒涛の移動が続く日々。

 

滑り出し、タシュクルガンからバスに置いてかれるというハプニングも乗り越え(人数揃ったから時間より前に発車したけど、そのうちの一人は私のスポットを勝手に取ってたらしく、本来の乗客の私が置いてかれるという。おい!!切符確かめようよ!)、1ヶ月ぶりに戻ってきたカシュガルはすっかり秋の装い、というよりは冬!!

どうやら10日前から急激に冷え込み始めたらしい。バスは暖房がついているし、革ジャケットやダウンが目立つ。観光客は相変わらずいるけど、先月と比べると少ないように見える。


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前回は硬座で片道15時間という長時間移動の往復をした。

その時も実は往路で色々ミラクルが起きていて、無座という切符の人たちが席を勝手に占領して取り合ったり譲り合ったり、漢族のトレインスタッフ(女性)からなぜか、いきなり友達になって!とアドレス聞かれたり(連絡きてませんけど?笑 フリーアドレスだからいいけどさぁ)、

それを見ていた違う漢族のお客さんから夕食に誘われて水餃子とビール(青島ビール、飲めないけど)を食堂車で奢ってもらったり、


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周りがほぼウイグルの子達だったのでいつのまにかセルフィー大会になったり、なぜかサイン求められたり、


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全く退屈しなかったしすごい楽しかったけど、寝るとなるとかなりこたえたので、今回は硬卧というベッドの席に。

切符は窓口で今回買ったためサイトよりもかなり安かった!最安値が上の段だからかな?

乗ってみた感想、ーーー快☆適!


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確かに一番上は天井とかなり近いし腰掛けるのもやっとだけど、向かいの網棚に荷物置いてあるからそこから荷物の出し入れは自由だし、前よりもうんと静か、そして寝られる。トレインスタッフに起こされるまで爆睡してた。

 

前回あんな苦労してたのが嘘みたいな快適さである。

乗車率も高くなく、まあタバコ問題は常について回るんだけども(こちらはカーゴ内は禁煙だけど、継ぎ目のところでは吸える、ただ窓も開いてなければ換気もない、そしてドアは解放されてるから結局煙は入ってくるから意味なし!結果煙の海の中。全身、荷物全て臭くなります。タバコ吸わない人にとっては苦痛でしかない。世界的に禁煙が進んでると思ってたけどありゃ先進国の考えだね。タシュクルガンのホテルはどこでも吸いたい放題だったのでヨーロッパ勢がキレてたのが印象的だった。ーー話が逸れました)。

あとは暖房が入っているのでかなり乾燥する。肌もカピカピ喉もカラカラ。だけど心配してたイビキや足の臭さも幸いなく、概ね快適に夜を過ごせました。

 

その後、吐魯蕃北駅に降り立った足で切符売り場まで行き、目当ての切符も無事購入。そして高速鉄道は…めちゃくちゃ快適ー!!

まず、タバコ臭くない!全車両つなぎ目含めて禁煙!速いし綺麗だしスタッフも英語が通じるし、そしてトイレにハンドソープも紙もある!しかも流していい!日本からすりゃ普通だろって感じだけど、今までの旅の公共交通機関からしたら雲泥の差だよ~これは多少高くても払って乗りたい。

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ということで、中国の列車、とても楽しかったです!

 

 

パキから中国へ。苦しむと噂の越境は…

パキから中国へ。苦しむと噂の越境は…

2018.10.18

 


スストを出る時これから向かう中国にむけて両替しようとしたらめちゃくちゃレート悪くてびっくりした。2000円以上損してる!!パキルピーは通貨としてかなり弱く、つまり国の経済が安定してないってことだろう。ここでのレートはまだいい方だし、中国入国後は全く両替できなくなるのでノーチョイス。パキ戻ってくるのだって数年は先だろうし、今必要なのは中国元だから泣く泣く両替した。

 

車は、まだパキスタンなので女性優先でフロントに座れる。絶景続きのパキ、最後にヤクの群れと遠かったけどアイベックスの群れが見えたのはよかった。

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出発から2時間後、いよいよ厳しいと言われる荷物検査所へ到着。

なぜか順番待ちをスキップして通される。

靴を脱いでー荷物通してー…イルケシュタムの荷物検査が蘇る。X線で全身チェックして荷物を全てひっくり返し怒られたあの日を…

 

はじめにスマホチェック。ダーダーっとスクロールして終わり。え?嘘でしょ、見落としてるよ絶対!カメラも出したのに見もしない。

サブバッグの中身はチラッと見て終わり。

バックパックは一番上にあった充電器とカレー粉と石けんと本をまず出した。本はパラパラ~と見ただけ。いよいよ服かーとか思ってたら、ウェポンと本はある?と聞かれ、ないよーといったら…

 

"OK, GO"

 

え?嘘もういいの?X線の箱にも入ってないよ!かかった時間5分以下!!!!

あまりにも呆気なく拍子抜け。

なんなんだ、あの、女性は別室に連れていかれて腹部X線とられるしめちゃくちゃ大変だよーという情報は。


うーん、思うに私が日本人でかつ女1人っていうのと、周りがみんなパキスタン人で彼らはしっかり全てチェックされるので、それに時間割きたいから私のチェックが激甘だったんだのではないか?

食べ物とか全部開けられるとか聞いてたから警戒してたのに、本当に何も見せてない。

えーーー…なんか、なんだか…いや、私はいいんだけど!!

これでいいのか?というくらいの、この日本人には形だけやっとくかー感がすごい。。

むしろお前なんで1人日本人いるんだ?みたいな扱い。

その後に来た日本人の団体(西遊旅行かな)のツアコンさんに聞いたら、今日はめちゃくちゃラッキーで、チェックするチームがいいチームだったらしい。4時間とかかかる時もあるから、本当に運がいいですよ!と言っていた。

 

私たちの団体は到着から1時間もしないうちに通過。ただ私たちの車が終わっても、後続の多分日本団体の車を待たなくちゃならないらしく、待ち時間が結構長かった。他にも謎の停車タイムがあって、タシュクルガンまでかかった時間は約6時間。入国も問題なく終わり、無事中国に入れました。


この入境までもたくさんのパキのおじさんに面倒見てもらったり、最後まで温かい気持ちでいられました。

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このあと宿が満室というプチ事件が起きるんだけど、前に仲良くなってたスタッフの機転で従業員部屋を貸してもらえることになり無事寝床確保。

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人に助けられてばかりの旅、いよいよ最終章です

 

 

 

これからひとり旅をされる女性へ

これからひとり旅をされる女性へ

 


私が今までの経験から、女性のソロ旅人さんにシェアしたいなーと、思ったことを書きます。

 


まず体調面。私は慣れない環境で風邪をひいてかつご飯も食べられなくて、生理が止まりました。体重が極端に落ちて体力が無くなると、体力をかなり消耗する生理がまず止まります。

女性には大きな問題だと思うので、痩せた!やったー!ではなくて、食べられるときにきちんと食べて体力をつけることが大事だと実感しました。

 


そしてムスリム圏の国を旅すると、私は特にパキスタンで不快な目線や不自由さを感じることがありました。

日本人はあまり強く嫌と言えないし、小柄なのもあって構いやすいんだと思います。

みんな、基本的にはすごく優しくて親切なんです。本当に。ただ、仲よくなってくるとかなり距離が近くなると思ったし、妻子がいても平気でアプローチしてくる輩もいます。逆に一日出かけただけなのになんで?って感じ。お金を払わずとも色々連れ出してくれてありがたい一方で、それが負い目に感じてグイグイ来るのを強く拒否できない気持ちにもなります。日本人なら特に。

ノーと言わないとかなりしつこいので、しっかり意思表示することが大切、特にこの国では。

たまにアメリカナイズドされた人がハグを求めてきますが拒否してよし。ムスリムの人は家族でもない異性に過度なスキンシップはしません。握手でおわり。

下心があるかの判断は難しいですが、ひとつ言えるのはキチンとした人ならきちんと距離感を保てます。物理的にも精神的にも。変に構いすぎたりしつこい人は悪いとはおもわず遠ざけてください。

私ははじめうまく遠ざけられず、せっかくのひとり旅、自由で楽しいはずなのに、不自由に感じてしまうことが何度かありました。

あとはセルフィー!これは、女の子とはじゃんじゃんしてください!こちらの女性はとても素敵です。ただ、男の人から聞かれた場合は嫌なら断って。むしろFBとかで悪用される例もあるので気をつけて下さい。

絶対に何かしら連絡先は聞かれると思います。必要に応じて教えるのはオッケーですが、その後の連絡がめちゃくちゃしつこく長くなることは覚悟してください。嫌ならすぐブロック。私の電話帳にはこの旅で沢山の人の連絡先増えましたが、不必要と思う番号はパキを出て削除しました。

あと中央アジアも含めた国で必ず結婚してるの?彼氏はいるの?と聞かれます。

私は何度架空の彼氏や旦那や子どもを作ったことが…

素直にシングルと言わず、フィアンセがいて帰国したら結婚とでも言っておいてください。

フリーじゃないと知らせることはかなり予防になります。

中にはここは君の国じゃないから遊ぼうよ誘ってきたり、下ネタを話していやらしいー誘いをしてくるクズ野郎もいますが、そこは強くYou’re so rude I hate you といって、キックアウトしてやりましょう(本当に失礼だしアンリスペクトなので、ヘラヘラせずに強く!ふざけんな!と怒ってください、すぐに謝ってきますが許さずに無視無視無視!)

 


旅先で、私はもう歳も若くないから…というご婦人にも会いましたが、年齢関係なく気をつけてください。たしかに若い子の方がこういうことに遭遇する確率は高いけれど、私はこれまでナンパされてる東アジア系の40代50代の女性も見たので、本当に、女性であれば誰にでも該当すると思います。

 


また旅する側としても、その国の文化や宗教、習慣を知り、出来るだけ馴染むようにすると、そういう不快な気持ちにらなることは少なくなると思います。スカーフをかぶるとかカミーズを身につけるとかね。

 


と、ここまで、かなり否定的な話をしましたが、これはあくまでも一部分。

大部分は本当にいい人、親切な人が沢山いて、とても楽しく、本当に素敵な国なのです。また戻ってきたいと思える国々ばかり。

沢山の出会いがあり、多くの人に助けてもらって、サポートしてもらって、常に感謝しながら旅をしてきました。

実際に自分の足で行って、自分の目で見てきたからこその気づきや学びがあり、それを共有したいと思ってはじめたブログは、幸いにも読んでくれる方がいらっしゃいます。

願わくば、今読んでいるあなたがたくさんの出会いと、経験に恵まれますように。

 

 

 

パキスタンの移動と宿

パキスタンの移動と宿

 


[移動]

○タシュクルガンからススト

スリーピングバス 225元。当日朝10:00前からチケット販売。11時にカスタムと言われるけど実際は11:30から受付開始。全員がイミグレ通過後、2台のバスにそれぞれ乗りこみ13:00頃発車。フンジュラーブを越えてからはパスポートチェックと国立公園入園料(8ドルor50元or800ルピー)を払うために降ろされる。

※ここでレジストレーションカードが発行される。ただの手書きの紙だけど、違う地域に抜ける時に回収されるので絶対失くさないように!

スストには16時前到着。(6時間)

※出発は13:00北京時間、到着は16時前パキ時間、時差は3時間なので、かかる時間は6~7時間

 


○スストからカリマバード

スストから乗り合いバンでアリアバードまで250ルピー(2時間)

・アリアバードからスズキでカリマバードのゼロポイントまで30ルピー(20分くらい)

○アリアバードからギルギット

乗り合いバンで240ルピー

○ギルギットバス乗り場から市内

スズキ 20ルピー(20分くらい)

○ギルギットからマスツージ

NATCOバス 前日にチケット購入 1000ルピー

乗り換えなし 休憩は2回グピスとシャンダールにて(休憩入れて計13時間半時間) 

※チェックポイント6回。シャンダール峠の前のチェックポイントで、スストの前で発行したギルギットバルチスタンのレジストレーションカードを回収される。レジストレーションカードは失くさないように!

○マスツージからチトラール

早朝6時にジープ乗り場から発車、7時過ぎると車がなくなるので注意。ジープ乗り場までは警察が連れてってくれる。ブニまで200ルピー、ブニからチトラールまで200ルピー、合計400ルピー(休憩入れて5時間)

※チェックポイント3回。

ギルギットからチトはラールまで少なくとも10枚はパスポートとビザのコピーを用意しておくこと。

○チトラールからルンブール(カラーシュ谷)

朝8~10時ごろ、南バスターミナルより乗り合いジープが出てるらしい。料金は不明。というのも、マイセキュリティポリスがバイクルンブールまで連れて行ってくれたから。

通行料600ルピーをルンブールとブンブレッドの分岐で支払う。(2時間くらい)

※4カ所チェックポイントがあるので、レジストレーションカードのコピーが4~5枚必要、南バスターミナルの近くにコピー屋さんがある。

○ルンブールからブンブレッド

ルンブール到着後、ポリスには泊まらずにチトラール帰って頂き、交代したカラーシュのポリスにバイクで連れてってもらった。他のツーリストもやっていたので、頼めば連れて行ってくれる。結構悪路(1時間弱)

○ルンブールからアユーン

ポリスにバイクで送ってもらった(1時間弱)

○アユーンからチトラール

送ってくれたポリスが見つけてくれてすぐ出発 100ルピー(1時間弱)

○チトラールからティマガーラ

南バスターミナルから8時くらいから出ていて、乗客が4人揃ったら出発。1300ルピー(5時間半弱)

※チェックポイント3ヶ所あり、うち1ヶ所はセキュリティをつけてないことについて直筆で一筆書かされた

○ティマガーラからミンゴラ(スワット)

チトラールからのドライバーが見つけてくれた。これも乗客が4人揃ったら出発。400ルピー

○ミンゴラからベシャーム

バスステーションから6:30から随時発車。選択肢は2つ。乗り合いバン(10人以上)は270ルピーだけど悪路と検問で一回ずつ乗客が乗り降りするから時間がかなりかかるらしい。一つは乗り合いタクシー(4人)500ルピーで時間のロスはなし。私は後者を選んだ。(3時間強)

※チェックポイント3ヶ所ただしコピーなどは準備しなくて大丈夫。途中カローレという場所でセキュリティポリスつけろということで、警察の車に乗り換えてベシャームまで(警察車両は無料)

○ベシャームからギルギット

警察がギルギットまでの4人乗りの車を探してくれる、2000ルピー(相場は1500~2000)

(8時間半・休憩とプレイタイム含む)ナトコのバスもあるにはあるらしいが詳細不明

※ギルギットバルティスタンエリアに入るところで、レジストレーションカードを発行。 

往路 ギルギットからマスツージ経由でチトラール1400+1000=2400

復路 チトラールからスワット経由でギルギット1700+1500+500+2000=5700

節約したい&自然を楽しみたいならマスツージ経由。民族、文化、植生の変化をみたいならスワット経由、ただし乗り合いバンは相当時間かかるし気力もいるのでお金を多少出してでもスペシャルカーの方がオススメ

○ギルギットからカリマバード 

朝8:00頃から人が集まり次第随時発車。ゼロポイントまで270ルピー(2時間強)

○カリマバードからアリアバード

ゼロポイントからスズキで30ルピー。だけど、ゼロポイントで待ってたらギルギット行くから中間地点のアリアバードまで乗せてくれた。

○アリアバードからシムシャール

12時にアリアバードから乗り合いジープで400ルピー。ただし毎日行く確約はなし。シムシャールーアリアバード間で乗客がいなければ、手前の村で止まってしまいアリアバードまではこない。私の時はグルミットまでしか車がなかったので、バイクでグルミットまで200(本当は300と言われたけど値引ききしてもらった)ルピー(30分)で送ってもらい、グルミットからシムシャールまで500ルピー(4時間弱)で行った。タイミングがよければ簡単な移動だけど、外すと情報収集や交渉など面倒ごとが増える。

○シムシャールからグルミット

6:00~7:00でジープが来る 1000ルピー(値段はドライバーや乗客のシチュエーションによって異なる。ミニマム400) (3時間45分)

○グルミットからススト

GSのお兄さんと行きで仲良くなっていたので送ってくれた(1時間ほど)

○スストからタシュクルガン

会社は3つくらいあって、すべて朝10時くらいに出発 3300ルピー、事前購入。9時にバンの会社に行ってカスタムへ。途中国立公園入園料で800ルピーを支払う(行きも帰りも支払う。8ドルか50元か800ルピー。一番ルピーがお得。(6時間強)(タシュクルガン到着は北京時間で19時を回る)

 

 

 

 


 

[宿]

□ススト

フンザマウンテンホテル


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デラックスルーム3ベッド ホットシャワー WiFi○ 500ルピー (3人で1500ルピー)洗濯不可 英語◎

・カスタムでホテル探していたらここのオーナーさんがいて、閑散期ということで3500ルピーの部屋を、バスで乗り合わせたブリティッシュカップルとシェアして1500ルピーにディスカウントしてくれた

・今年2018年5月にオープンしたてですごくきれい

・センターからもバスステーションからも結構近い

・スタッフに呼んでもらうと乗合バスがすぐ目の前にくる

・スタッフはオーナーの方をはじめとしてみんな親切、英語も問題なくきれい。

 


□カリマバード 

ハイダーイン


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ツイン ホットウォーターあり WiFiあり500ルピー 選択可 英語○

・ゼロポイントにある、バックパッカーにおなじみのハイダーイン

・今年2018年2月にハイダー爺が亡くなられてからは息子さんがオーナーとして経営

・ハイシーズンではなかったのでツインを500ルピーで使用

ハイダー爺の開発したという青い樽でお湯を作れるけど、電気の通り具合で温まらないこともしばしば

ソーラーパネルを設置してるので停電してもすぐに電気が来るのは◎

・お布団やシーツが清潔かは怪しいけど、天気が良かったので布団はベランダで干した

WiFiは繋がったり繋がらなかったり

・アリアバードまで移動する日、タイミングよくオーナーさんとスタッフもアリアバードに行く日だったので車で送ってもらえた

・頼めばご飯も作ってくれます

 

 

□ギルギット

○マディナホテル1


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ドミ5ベッド WiFiあり ホットシャワーは電気次第だけどホットウォーターをくれる 500ルピー 洗濯不明 英語◎

・NLIマーケットの近くだけど少し奥まっている。スズキのドライバーも知ってるし、表示も出ているので迷わないと思う

・ウェルカムティーあり(無料でリフィルも!)

WiFiは速め、つく時とつかない時がある

・シーズンオフなのでドミは一人使い

・ホットシャワーがない時はホットウォーターを用意してくれる

・お湯が遅い時間は無くなるので出ない時があった

・スタッフはみんな親切で、何か相談するとめちゃくちゃ情報をくれる(全て正しいかは謎)。朝早いマスツージへの移動は、スタッフがバイクで送ってくれる(はずだったが、バイク動かずw結局歩きで行った)

・ここは他の地域への要点ともなるので他の旅人と情報を共有できる(私は実際ここで聞いた情報によって旅程変更した)

・蚊がいたし刺された

 


□マスツージ

○ポリスステーション


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他の宿がフルだったため、ポリスステーションの一部屋、というか、空いていたベッドを借りた。寝るためだけの部屋なので設備は気にしていなかったけど、翌朝はお湯も沸かしてくれたり、トイレも綺麗だし、充電もできた。ここではついた時に夕食とチャイまでご馳走になったし、翌朝もジープ乗り場まで送ってくれてかつ朝のチャイもご馳走になった。お金はかかってません…

 


□チトラール

○アルファルークホテル


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ツイン WiFi速い ホットウォーターを頼めばくれる 洗濯可 600ルピー(本来シングル600だけど、タバコくさいとボヤいたらツインを同料金で提供してくれた)、英語○

・宿のスタッフはみんな親切で面白い

・ホットシャワーはないけど、ホットウォーターを頼めば沸かしてくれる

WiFiが速い

・ご飯のタイミングがかぶると仲間に入れてくれてしかもめちゃくちゃ美味しい。

・くつろげるバルコニーがあり、天気がいいとテリチミールがみえる!

 


□ルンブール

○サイフラゲストハウス


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ツインのみ 800~2000(値引きしてもらって1500)ルピー、800の部屋はバスルームは共同 ホットシャワーなし WiFiなし 洗濯不明 英語◎

・チトラールのファルークの名前を出してディスカウントお願いしたら1500ルピーにしてくれた

・バス共同の部屋は800だけど悪くはない

・オーナーがすごく親切

 


□ミンゴラ

○D.PAPA


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シングル WiFi速い タオル・石鹸・冷え冷えのお水1.5L付き ホットウォーターを作れる 2000(警察の偉い人の口利きによる値引きで1500)ルピー 洗濯不明 英語×

・ここミンゴラは外国人はセキュリティの問題で安宿には泊まれない

・ハイクラスホテルと呼ばれるいくつかの宿のみ宿泊可(安宿に行っても責任が問われるということで泊めてくれない)

・仕方なく警察署に行って聞いたところ、マネージャーが口を聞いてくれたおかげで500ルピー値引きされた。

・真偽は不明だが、この1500ルピーは下げられる最低料金で、私だけに適用とのこと(…ほんとに?)

・値段を払っただけあって広いしタオルと石鹸、お水をサービスしてくれた。ホットシャワーはないけど、電気コイルを借りてホットウォーターを作れる

・値段の割に…という感じなのでコスパはよくない

 


□シムシャール

サイファットゲストハウス


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ツインのみ1000~1500(3泊したら800~1200になった)ルピー WiFiなし  ホットウォーター、飲み水も頼めばくれる 洗濯可 英語○  

・10月中旬、めっちゃくちゃ寒い

・水道が凍るので昼間しか水が出ない

・ご飯が美味しい

・おじさんは愛想が良いとは言えないけど、きちんと仕事をやる真面目な男だし働き者、奥さんもチャイをよく作ってくれて、オーナーさんの家で暖を取りに行くのはおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びにきた感じ

 


□ススト(2回目)

○ホテルリベリアススト


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本来4000とか言われるけど、ディスカウントお願いして800ルピー WiFi○ ホットシャワー(ぬるめ)あり 石けん、バスタオル、トイレットペーパー付き 洗濯不明 英語○  

・大きめのホテル。2000とか4000の世界だけど、予算伝えると一気に下がる。ここスストは500ルピーがミニマムだけど1人なら800ルピーが平均

・スタッフの方がみんな親切。

・ホテルなので清潔感がある。シーツもちゃんと交換されている

・オーナーさんは日本好きで朝はチャイやプラタをご馳走してくれた

・ホットシャワー有りだけどかなりぬるい

・バスルームも清潔、洋式便所

 

 

 

 

パキスタン20 さよならパキスタン、そして中国へ

パキスタン20 さよならパキスタン、そして中国へ

2018.10.13~18

 


いよいよ24日間(カウントしてびっくりした!かなりの日数いたんだ!だけどまだ足りない。)いたパキを出発。

ホテルのオーナーさんが朝ごはんをご馳走してくれて、バス乗り場へ。

カスタムでの荷物検査は超簡単、上の荷物をどけて、あと全部服といったら終了。出国もすぐにスタンプ押してもらえた。

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フンジュラーブ峠に向かう。行きは大型バス、帰りはバンで。


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車から流れる民族音楽がなんとも郷愁を誘う。すごく好きになったこの国、それは自然の雄大さや宗教の深さに触れたこともだけど、何より人との触れ合いが一番心に残っている。

関わった人みんな優しさの塊みたいな人たちだった。ゲストに対してのおもてなしの心は本当に暖かい。心から受け入れてくれてるのが分かるし、その時できる最高のおもてなしをしてくれる。

何度も何度も見習わなくちゃなと感じたし、私が帰国したら世界から訪れる旅人に、その時できる最良のことをしてあげたいと思う。こういう気持ちや行動が連鎖して、多くの人が幸せを感じられたらすごく素敵じゃないか!

 

あとはゲストとしての振る舞いや心構えも問われると思った。ゲストはゲストでも、お邪魔してるわけで、その国や土地の歴史、文化、宗教、習慣を事前に知っておくべきだし、尊敬をもって接するべきだと思った。言葉の壁は大きいけど、はじめの挨拶くらいは知っておくべきで、いきなり英語ではなしかけるのはちょっと乱暴に感じる。

受け入れる側と、受け入れられる側がお互い尊敬し合うことでいい関係がはじめて成り立つんだと思う。


まだほんの一部、北部パキスタンしか見てないので、他の地域を知らない。だからパキスタン全土が好きかといったら分からないけど、北部だけに関して言えばまた絶対戻ってきたいと思える場所だ。

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ピルミレンゲ インシャラ

また会う日まで!

パキスタン19 ススト国境の村

パキスタン19 ススト国境の村

2018.10.13~18


今日はシムシャールからスストへの移動の日。

朝起きて、外を見てビックリ…し、白。

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昨日まで黒かった山肌はすっかり白くなってる。一晩で変わりすぎだ…おしろいはたきすぎじゃない?

体感的には氷点下、0きってる。

冬を先取り☆してるけど、私は寒さが苦手なのでちっとも嬉しくない。


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帰りのジープは中々困難な道だった。タイヤ交換したり、道が土砂で埋まっていて、男性の乗客がみんなでそれを除去したり、女性陣は車で待っていたけど大きい石が降ってきたりもした。


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行きとは違うシチュエーションを乗り越え、パスー直前、すごい風が強いらしく砂埃が舞う中無事にグルミットへ到着。


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(キャサリンと。グルミットからの友達)
ここは行きのジープを待っていた場所で、暇すぎる待ち時間に相手をしてくれたお兄さんがスストに送ってくれることなっていたので、再来訪したのだ。

スストは中国との国境のコマーシャルエリアで、近くの村からは結構離れている。だから村歩きするには不便でやることがない、ようは暇なのだ。

それを懸念してお兄さんは行きしにある観光スポットへ寄ることを提案してくれた。

私もね、晴れてて暖かかったら行きたかったよ。ただ今日この曇ってて風が強くて気温が0℃の状況でグレーシャーとか湖行きたくないよね。丁重にお断りして、途中の綺麗なエリアに一瞬止まってスストに到着。


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お兄さんは颯爽と帰って行った、ありがとうございました。

宿探しを開始。大体800ルピーが相場みたいだけど、ほんとピンキリ!部屋を見せてもらい2000~4000する部屋をトライして800ルピーにしてもらった、めっちゃ簡単に下がったので元値が本物かわからない。

どちらにしてもいいお部屋だ!

今回安さもだけど、なにより少しでも寒くなさそうなところを選んだ。

 

今一番欲しいもの、温泉とこたつ。

明日の国境越えにはMATCOバスを使う。そこのスタッフさんにランチをご馳走になったり、ホテルオーナーさんに朝ごはんを頂けたり、最後までパキスタンらしさを感じられた。

 

ちなみにこのスストは少し特殊。村から離れてるので女性の一人歩きは滅多にない。そして各地から人が集まっているので宗教もイスマイリーではなく、私が女1人で歩いていると変な視線を感じる。

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まあ気にしなければいいんだけど。