Kumo-memo

備忘録&旅情報

パミールハイウェイ・ジャランディーで温泉とキャラバンを楽しむ①

2018.8.18

パミールハイウェイ・ジャランディーで温泉とキャラバンを楽しむ①

本当は今日土曜日なのでアフガンバザールに行きたかったのだが、今年は9月半ばにプレジデントがそこを訪問するため、7~9月いっぱいセキュリティのためクローズしていた。

ワハーンを終え、日本へ帰るまいさんを見送ったあと(道行く途中でドライバーさんが急に現れてびっくりした!お別れを言えて良かった)、ロッジに戻り、マネージャーのおじさんに軽ハイキングがしたいと相談したところ、一泊の余裕があるならパミールハイウェイにあるジャランディー村をすすめられた。

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明日日曜はシェアタクシーは休みなので、行くなら今日、しかも12時までしか車は出ない。その話を聞いたのが10時半。ヒョンジュンと顔を見合わせ、行くか!!急遽パミールハイウェイを訪れることとなった

 

一泊しか考えてないため荷物を預け(1ヶ月まで1荷物1ドル、今回は特別に2つで1ドルにしてもらった)、汗もかかないだろうと着替えは持たずアウターだけ持って出発。

11時に宿を出たところ、マネージャーのおじさんが車で追いかけて乗せてくれた!

 


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無事シェアタクシーに乗り込み(35ソモニ)道中隣の赤ちゃん連れのお母さんからリンゴをたくさんもらったり、後ろの席の酔っ払いのクソ男が本当に嫌だったり、タイヤがパンクして通りがかりの車のドライバーや乗客総出で修理したり、途中で故障車のドライバーさんをピックしたり色々あったけど、4時間ほどでジャランディーのはずれに到着。

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どこに泊まるの?といわれて、宿のおじさんからいっぱいゲストハウスあるって聞いていたので、ホームステイかゲストハウスを探してるといったら、答えはニェット(ないよ)。

えーーー!!!!ウソーー!!ここまで来て?!引き返すの?!

 

拙い私のロシア語とグーグル先生に頼って一晩どうにか明かしたいと相談。

ドライバーさんと、途中でピックしたドライバーさん2人がかりで情報を探してくれる。

結果、村の中心にもどこにも宿がなく、すぐ隣にサナトリウムがあって、そこをたずねることになった。

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英語がペラペラのサーバという女の子に相談したら、なんと一泊50ソモニで温泉付きで運営してるとのこと。即決!!!!

帰りは明日の予定だと話すと、なんとドライバーさんが迎えに来てくれると申し出があった。なんて親切なんだろう。

結局その時間が朝8時だったのでお断りして、中国トラックをヒッチすることにした。

 

招き入れてくれたイングリッシュスピーカーのサーバと話していると、彼女は中国で英語の先生として働いていることがわかった。


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(チャイに混ぜてもらう)

中央アジアではロシア語は第二言語に変わりはないけど、若い世代はどんどん英語も習得しいるのだという。

たしかに、キルギスでも10歳の子が私たちの買い物を手伝ってくれて英語でのコミュニケーションがかなり取れるのだと感じたし、ここタジクでも若い子たちが何かとツーリストをヘルプしている。

サーバの家族のチャイに仲間に入れてもらって、ロシア語を少し教えてもらったり、コモンスペースではかなり大きな音でロシアの音楽番組が流れていて、見てると結構面白かった。

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温泉はめっっっっちゃくちゃ気持ち良い!!!少しぬるついてるのでアルカリ系のお肌に嬉しい湯質。温度も適温ですごく気持ち良い…

 

ここは標高が3600mくらいなので、夜はすごく冷え込むんだけど、施設の中を温泉が巡ってるらしくとても暖かい(出る水すべて温泉!だからお茶とか飲むと卵の匂いがする)。

ヒョンジュンはかなり疲れていたらしく、なんとまだ陽の高い17時から眠り姫と化し、夜の停電にも全く気づかなかった。