ヒヴァ③アラル海、それからメロン
ヒヴァ③アラル海、それからメロン
はじめ、行くつもりだったのをやめたのは面倒臭かったからというのと、ウユニで列車の墓場を訪れていたから、その船バージョンでしょって思ったから。
実際行ってみて反省した。
モイナクの船の墓場は観光地ではなかった。この砂漠にポツンと置かれた数隻の船は負の遺産になり得るし、私たちに環境問題の深刻さを見せつける。
足元を見ると貝殻がたくさん落ちている。ここにかつて海があったことがわかる。
ゆきさんたちは、この船の墓場へ来ていたカラカルパクスタンの家族に会っていて、そこのおばあちゃんはかつてこのアラル海、この船の墓場があるところで泳いでいたという。
たった60年で干上がってしまったアラル海。
原因は複数あるけれど、何よりこれが地球が抱える問題で、私は世界の終わりの一部に触れているのだと感じた。
かつてここモイナクは缶詰工場が栄華を極め、その業績からソビエト時代に市へと昇格した地域だという(wikipedia先生から)。
でも今のモイナクは家の数こそ思ったよりあるけど、人もそんなに歩いていなければ、空き地もあったり、楽しみにしていたミュージアムも改装なのか閉じたのか分からないけどやっていなかったり、とにかく活気はないのだ。
ここ、きて良かった。
列車の墓場はひたすら楽しかったけど、船の墓場は切ないし悲しかった。
帰りにヌクスのミュージアムをみて、ここカラカルパクスタンはウズベキスタンでも特殊な地域ということを知った。
顔も今までの土地の人とは違って、親しみを感じる東アジア系の顔立ちだった。
運転手さんがすごくいい人で、長時間(14時間!)のデイトリップに嫌な顔1つせずに運転してくれたし、カラカルパクスタンメロンも食べさせてくれた。
メロン!ここヒヴァでメロンの美味しさを知った!ゆきさんベンさん、改めてありがとう。
しかもここの人たち、メロンプロ、ここまで効率のいい切り方、今まで見たことない。
今度からこういう風にメロン食べようと思った。
余談。途中で試食したらめっちゃくちゃ美味しくって、おっちゃんににすすめられて、ゆきさんたちが買ったメロン、こんな顔してるけど、翌朝食べたら超絶まずかったらしい。
(美味しいってすすめたやーーん!)