Kumo-memo

備忘録&旅情報

パキスタン⑧チトラールへの移動その1

パキスタン⑧チトラールへの移動その1

2018.10.4~12


朝は一番空が綺麗なので、早起きして宿の屋上へ。一度この景色とは今日でお別れ。次の目的地チトラールへ向かう。


f:id:hi-kumo:20181017213619j:image

f:id:hi-kumo:20181017213307j:image

朝ちょうどアリアバードに用があるからと、オーナーさんが送ってくれた。このオーナーさんはとても控えめでいい人。ハイダーイン、本当にオススメできます。


f:id:hi-kumo:20181017213530j:image

f:id:hi-kumo:20181017213430j:image

 

アリアバードの乗り合いバンは240ルピー。人が揃ったら出発。所要時間は2時間ほど。川沿いにいくつかの村や谷を通って進んでいく。道は結構くねくねしていて、横の妊婦さんは吐いていて辛そうだった。


f:id:hi-kumo:20181017213853j:image

f:id:hi-kumo:20181017213921j:image

山の一部にOld Silk Routeの字を発見。ここもシルクロードだったのか!!後から聞いたらここはポテトの名産地で、絹と交換していたらしい。たしかに、ここはお芋が美味しい、味が濃い!


f:id:hi-kumo:20181017213921j:image

f:id:hi-kumo:20181017214020j:image

 

たどり着いたのはギルギット。バスステーションからはスズキで町まで移動します。このスズキ乗るのもバス乗り場にいたタクシーの運ちゃんが、タクシーにのれ!ではなく、スズキの面倒まで見てくれた。


f:id:hi-kumo:20181017214501j:image

f:id:hi-kumo:20181017214447j:image

宿について、明日のマスツージ行きのバスチケットを買うために町に出る。


f:id:hi-kumo:20181017214701j:image

f:id:hi-kumo:20181017214619j:image

これまで感じたことのない異様な雰囲気…というか視線。その時はフンザから出たてだったのでスカーフは被ってなかったのだ。

同じギルギットバルティスタンエリアでも、ギルギットはすっごく保守的。女の人が歩いてるのは少ししか見てないし、いてもみんなキツくヒジャブを身につけている。

そりゃ視線が集まるわ…ものすごーい居心地の悪い空気だった。


f:id:hi-kumo:20181017214856j:image

f:id:hi-kumo:20181017214818j:image


宿に戻り他のゲストと話していると、復路についてのアドバイスがあった。行きと帰りは全く同じ道で帰ろうと思ってたけど、そんなんつまらないからと、違う道を教えてもらった(後にかなり苦労することになるとも知らず)。

 

遊びに来ていたスタッフの友達に、バイクで夜の街を疾走してもらった。後ろに乗るのも慣れて来た!


f:id:hi-kumo:20181017214955j:image

f:id:hi-kumo:20181017215012j:image

途中で彼の友達のお店により何かと思えば、2kg近くあるアプリコットナッツをプレゼント、とくれたのだ!!パキスタンの文化でゲストはもてなすものだからと。

すっごく嬉しい!と同時にバックパックが重くなることに少し戸惑った…

 

翌日宿のスタッフがバイクでバス乗り場まで送ってくれるはずだったけど、まさかのエンストw 結局徒歩で行くことに。

指定されたのは朝5:30だったけど、実際は6:00すぎに出発。荷物の積載にかかる時間も見越しての時間みたいだった。

f:id:hi-kumo:20181017233133j:image

今日目指すのはマスツージ。かかる時間は12時間以上。

一番前の席に座らせてもらった(本当は誰か荷物で押さえてたみたいだけど、ドライバーさんが譲ってくれた)


f:id:hi-kumo:20181017233421j:image

f:id:hi-kumo:20181017233500j:image


とにかく絶景続き。スピードもそんなに出ないからゆっくり見られるのもよかった。


f:id:hi-kumo:20181017233936j:image

f:id:hi-kumo:20181017234022j:image

f:id:hi-kumo:20181018042850j:image

f:id:hi-kumo:20181018042822j:image

途中の休憩時間には後ろの席(フロントを最初抑えてた学生さん、ごめんよ!)の子が面倒を見てくれた。


f:id:hi-kumo:20181018043234j:image

f:id:hi-kumo:20181018043219j:image

このバス、はじめこそ定員より少なく発車したものの、道の途中で人を拾ったりしてくから半分を過ぎる頃には定員オーバーで後ろを見たらひしめき合っていた。この国では女性は必ず前の席に座れるけど、それでもキツそうだった。

ここまでチェックポイントがいくつもあり、その度にパスポートとビザのコピーを提出する。これ実はキルギスのオシュで作ったもの、ここまで一緒に旅して来たコピー達よ、今が出番だ!(本当はコピーはなくても、一回ずつチェックポストで降りてサインすればOK。だけど時間を食うのでコピーの提出が望ましい)

また、GBエリア最後のチェックポイントでは、スストでもらったレジストレーションカードを回収される。ただの紙切れと思ってたけどかなり重要書類だった。ということでレジカードは大切に保管しで下さい。

峠に向けて進むと紅葉がかなり進んで黄色やオレンジにオシャレした木々に囲まれた村がまた美しい。


f:id:hi-kumo:20181018103821j:image

f:id:hi-kumo:20181018103812j:image

 

シャンドゥールにて休憩。ここは世界で一番高いポログラウンドだ。毎年7/7~7/9の3日間、ここシャンドゥールでポロゲームが開催され、あたりはテントが張られて夜は歌やダンスで、昼はポロの試合で盛り上がるという。いいなー!!そのシーズンに来たい!


f:id:hi-kumo:20181018103955j:image

f:id:hi-kumo:20181018103949j:image

 

出発すると、フンザに1ヶ月旅行しこのバスは帰路だというワシーン君から、もし宿決めてないならウチくる?と言ってくれた。

え!ホームステイ?!なんて楽しそう!本当に?迷惑じゃない?

部屋があるから大丈夫とのこと!やったぁ~!

そして彼と一緒に降りようとしたら止められたwそんなうまくいかないよねぇ。。わかってた。

ここはもうGBエリアではなく、センシティブなエリアに属してるから、まず警察に行って登録後にセキュリティポリスをつける必要がある。外国人の行動は制限されるのだ。

お礼をいって彼が降りるのを見送る。。サンキュー

 

すっかり陽も落ちて、マスツージについたのは19:30!13時間半の移動だった。長い長い移動だったけど、景色も楽しかったし、バスの乗客の人もワシーン君やアシスタントさんをはじめとし親切だった。