Kumo-memo

備忘録&旅情報

パキスタン16シムシャールでクッチを見よう1

パキスタン16シムシャールでクッチを見よう1

2018.10.13~18

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(クッチのおじちゃん)

※今回は写真なしです。

 

クッチの情報はかなり前から仕入れていたけど、正確な情報が何かが全くわからなかった。

みんな言うことが少しずつ違う。そして少しの違いは、私の決断に大きく左右する。

その日に限ってアリアバードからシムシャールに行くジープが、違う場所で止まっていて、かつ乗客が私一人だからアリアバードまで来ないという。

なんだそれー!!どういうことだー?!

話は単純。そのジープはシムシャールからスタートしていて、その日はシムシャールからアリアバードではなく、手前のグルミットまでしか行く人しかいなかった。そしてアリアバードに乗客が私1人だけだった。ジープを動かすには最低7人は必要なんだそうだ。

だけどそんなことはその時はわからず、ただひたすら困惑していた。

するとジープ乗り場に居合わせたシムシャールからバイクで来たという男の子が見かねて状況確認と今できることを凄い勢いでバーっと調べてくれた。できる男だ…イシハック君。

どうやらここからグルミットまで行けば、そのジープがシムシャールへ戻るときにジョインできるという。

シムシャールにその日中に行くたった1つの方法だった。

混乱していたが、ええいままよ!と思いグルミットまで行きました、バイクで。

イシハック君の運転はレーサーのよう、運転上手なのがわかるのでそこまで怖くなかった。ただ、私は背中に10kgくらいの荷物を背負ってるわけで、バランスとるのには神経を使ったなぁ。お陰で背中が筋肉痛よ。

無事グルミットのジープ乗り場まで到着し、またアリアバードに戻るイシハック君にガス代をお支払(ここでも値切ってしまったけど、彼の親切を踏みにじるような行為だったと今深く反省しています…こういうモヤモヤって後まで引きずるんだよなぁ)してジープを待つ。

待てど暮らせど全然こないぞ。

レストランで待っていると近くのお店の人たちがお茶を飲みにやってくる。ヒマなのかいw彼らに相手をしてもらい待つこと3時間。

やっと来たジープにはシムシャールの人が8人乗っており、仲間に加えてもらった。

さあ行くぞ!と意気込み出発すること10分、停車。ATMによりーの、タイヤ交換しーの、さらに2時間待つことになった。

やっと出発すると車内でお菓子が配られる、遠足みたい。みんな持ってるものをシェアするのがここの文化、新入りの私もありがたく頂く。

2人学校の先生がいて英語を話せるのでコミュニケーションもスムーズだったし、乗客同士のワヒ語の会話も盛り上がっていて、文化に触れるいい機会だった。

夜のガタガタ道を行くジープはタジキスタンのワハーン回廊を思い起こさせた。決定的に違うのは車がジープなのでエンストせずそれなりのスピードで走りきれることだ。

出発して3時間半、夜9:30に宿に到着。寝るとこだったオーナーさんを起こしてチェックイン。オーナーさんに、普通ならジープは夕方着くのに(12時にアリアバードを出ると16時に到着できる)、どうしてこんな遅いのか聞かれたけど、私も知りたいよw

シムシャール、タイミングが合わなければめちゃくちゃハードル高い場所だと感じた。

夜はめちゃくちゃ寒い、村の標高は3000m超え、山間の10月中旬の夜、星空はとにかく綺麗で、この旅でみた中でも1位か2位の綺麗さ。パッと視線をずらした瞬間、強い光を放ち闇夜を駆け抜ける流れ星らしい流れ星が見れた。まだまだみていたかったけど、寒すぎて無理!その夜はブランケット4枚に包まれて寝ました。